1年ぶりの御在所岳・・・
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昨年の集中豪雨以来、鈴鹿スカイラインは通行止め。いろんなHPで見る御在所岳は、立ち入ることを躊躇させる。あれからまだ1年も経っていないが、藤内小屋などの様子も気になる し・・・現場に行ってみないことには、様子が分からない。御在所岳は登ることが出来るのか?しかし、御在所岳のレポがないわけでなく、何とか登れるようだ。今日は、中道で登り裏道で下りることにした。
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菰野「道の駅」に寄り、鈴鹿スカイラインを料金所まで上がろうとしたら、あらら・・・手前のゲートが閉まっていた。まだ、通行止めだったとは・・・、はぁ〜(;^。^) 仕方なく、ゲート手前の路端に停める。平日の8時前だから 、慌てなくても来ている車は3台ほど。ここからだと、裏道の登山口まで10分ほど歩かねばならない。本日は晴天なり。行く手に御在所岳が見える。「裏道からでも登れますよ」 と教えて頂いた前を行くご夫婦は中道から登られるようである。 スカイラインは閉鎖されているので車の往来がない歩行者天国である。(^^; 木イチゴなどを摘み食いしながらのんびりと歩けるのがいい。途中で、カエデのプロペラみたいな実を見つけた。葉を見てみると、 カエデではない・・・と云うことは、これはウリハダカエデかな?

ウリハダカエデ
sekisuiは道草が多いので、前を行く夫婦から だんだんと遅れをとってしまった。裏道登山口に近づくと前を行くご夫婦が、「そこから入っていけますよ。」と振り返って声を掛けてくれた。中道も気になったが、わざわざ教えて下さったのでそれに従うことにした。(^^; 橋を渡り、トンネル手前のコンクリート道路を上がり、いつもの裏道登山道に入る。

登山道沿いには、愛らしいコアジサイが咲き誇っていた。このコアジサイは、大きいアジサイよりも可愛いのは勿論だが、小生はその淡い香りが好きだ。シモツケソウのようにいっぱい弾けた小さな花が咲いていると、ほのかな香りが風に乗って漂ってくるのである。 思わず、深呼吸をしてしまう。(^_^;)

昔の登山道を歩いていたら、右手下に新たに広い道が出来ていて、日向小屋の前辺りで合流した。登山口からここまで、どっちでも歩けるようだ。日向小屋までは車が入れるように整備をされたようだ。義足を履いたような日向小屋が宙に浮いている。確か、あの日向小屋の 左手に登山道があったはずだが、随分と川幅が広くなったものだ。1年前の土石流の凄まじさが知れる。この後、あの日向小屋はどうなるんだろう? ここまでは、入れそうだが、藤内小屋までいけるかどうか心配になったのと、やっぱり2年ぶりの地蔵岩のある中道の様子も気になる。そこで脇道を抜け途中から中道に合流して山頂まで登り裏道に下りることにした。

負ばれ岩とキララ峰
途中の脇道を抜け 15分ほどで中道に合流できた。こちらの風景は昔のまま。負ばれ岩まで来ると、若者3名が岩登りの練習をしていた。角度は45度から55度くらいはあるかな?最初の一人は何もなしで上まで登ってしまった。えらいもんである!(〇o〇;) 長居をすると登りたくなるので、先を急ごう。(^^;

そして、間もなく地蔵岩である。いつ見ても、実に見事にバランスを保った岩が乗っている。地震が起きたら落っこちてしまうのではないかといつも思う。自然の作った造形美というか神様も冗談がお好きなようだ?この辺りから、赤いベニドウダンが見られるようになってきた。

ベニドウダン

大キレットはやったことはないが、御在所岳のキレットなら誰でも?通過できる。登山らしい体験ができるのがいい。更に、崖下をトラバースして展望岩までの中道のルートは登山道としてはすこぶる楽しい登山道である。登山口から約3時間のコースである。sekisuiの好きなルートである。今日は、登山者は少ないがタニウツギ、タテヤマリンドウ、イワカガミ、ベニドウダン、シロドウダンも目を楽しませてくれた。

頂上に着くと誰も居ない。サラサドウダンが、そんなに花を付けなくてもいいのにと思えるほど重そうに鈴なりの花をつけている。ちょっと早めの昼食をとり一眠り。
目を覚ますと知らぬ間に、登山者が増えていた。今日は、珍しくゴンドラが止まっているので、皆歩いて登ってきた人たちばかりである。近くにいた登山者に裏道の様子を聞くと、何とか下りられるようだ。私も下りますからと仰ってくれた初対面のogawaさんと ご一緒することにした。○○沢を下りましょうと誘われるままに着いて行く。えっ!○○沢?sekisuiは、初めてである。(^^;

ここから下りま〜す。○○沢は、ちょっと危ない感じの登山道である・・・普段、通らないところに踏み跡があった。何度も通られておられるようで、道案内に不安はなかったが、なんせsekisuiは初めてである。(;^_^A

ほぼ垂直に落ちている沢の途中から見た隣の尾根は籐内壁?こんなところはロープがないと下りてゆけない?ロープもありますから必要なら言ってくださいと平気な顔をして仰るベテラン。三点確保で必死についてゆく。前穂の紀美子平から岳沢に下りていくよりスリルがあった。下りるルートをよく承知しておられるので安心してついてゆけたが、下りるルートを間違うと、進退窮まるので安易には、踏み込めないルートである。少しばかりというか、大変スリルのある時間を楽しみながら下りてきました。(^^; sekisuiひとりでは、とても下りてゆくことなど出来なかったでしょう。

麓まで下りてきて、今日、お会いしたogawaさんにテストストーンやP1の崖を案内してもらう。この先、P7まであるらしい・・・隙間さえあれば簡単に登れますよと言われるままに、テストストーンを身軽に登るogawaさんの後に続いて登ろうとしたが、sekisuiには無理!クライマーにはなれないと思った。(^^; 僅かな岩のとっかかりを見つけて登る後姿に後光が光る。修業の賜物か?お年を尋ねると63歳とか。まだ若くて元気な壮年である。

さて、なんとか藤内壁の案内板まで下りてきて裏道に合流する。ほっと、一息入れて、振り返って見ると、中央左手が籐内壁、右手がバットレスと云うらしい。さっき、どこをどのように下りてきたかはよく分からない? が、我ながら、よくあんなところを下りてこられたものだと感心する。(;^_^A (注)案内人がいないとかなり難しい上級ルートです。

広い河原の中を、赤い○印を目で拾いながら歩く。 草木は一本もなし。大氾濫した裏道の中継地点の藤内小屋。よくぞ姿をとどめていたものだ。しかし、復旧工事はそんなに簡単には行かないようで、無人である。 土石流は藤内小屋の上部で起きたようである。以前は緑の中に埋もれていた藤内小屋だったが、今は河原の中に無残に取り残された状態である。周囲は大小の白い花崗岩がゴロゴロしている。

豪雨の当日は、小屋には誰も宿泊していなかったので犠牲者はなかったとのことだが、宿泊してたら生きた心地はしなかったでしょう。(;^_^A 小屋前のシロヤシオは 辛うじて何とか残っていた。ウサギの耳も基底部分を2m以上洗われた状態だ。藤内小屋を過ぎても氾濫の跡が残る谷筋を下っていく。

ヒメウツギ
料金所跡のPに車を停められたというogawaさんと途中にある中道への分岐でお別れをする。これも一期一会、今日は、思わぬ体験をさせて頂いた。感謝である。有難う御座いました。それにしても、鈴鹿スカイラインの開通はいつのことになるやら・・・暫くは、いまのままかな?豪雨の爪跡は未だ深い。